2013年4月24日水曜日

なんでもトップ5 ~ クレイジーケンバンドのアルバム

☆第1位
Soul電波

 迷うことなく選んだ『Soul電波』。ティキで環太平洋な質感を瑞々しく封じこめた2007年の大傑作でございやす。決め手の鬼名曲「タオル」の歌詞じゃないけれど、夏にまつわるいろんなタイプのい〜い香りが漂ってくるんだわさ。剣さんの自伝『クレイジーケンズ マイ・スタンダード』では「『レモン草の香り』のような、説明できない懐かしさ」なんて表現されている。とにかく、CDの惹句にあるとおり「考えるな、感じろ! 物凄い音楽」ってわけなのさ。

タオル



☆第2位
Goldfish Bowl

 1999年不滅のセカンド。最初にリアルタイムで買ったCKBのアルバムだ。90年代後半は孤独にGラップ皿をしこしこ集めていて、ハマるきっかけを作ってくれた湯村輝彦さんに雑誌連載の取材にかこつけて会いにいったりしていたからさ。いきなりエキゾ心やGファンク心を完璧に体現して、なおかつ底知れずソウルフルな超凄センスびんびんのこのアルバムには思いっきり衝撃をうけたのさ。当時のバイト先のレコード屋で、常連客の小西康陽さんにもおすすめしてもらった記憶があるし、自分のなかに散らばっていたいろんなテイストがいっきに集束したような快感を覚えて、その余韻はいまだ消えないのさ。

昼下がり



☆第3位
Brown Metalic

 じつをいえば『グランツーリズモ』と『777』ぐらいの時期は、ニュー・ウェイヴやらテクノやらに忙しくて、CKBから気持ちが離れていた。でもでも2004年の6月、今はなき下北沢のレコファン新譜コーナーで目に飛びこんできたイカすジャケ。LAとYOKOHAMAのダウンタウンが直結したような妖しいテイストがたまらず、曲目を見ると「ロサンゼルスの中華街」「レコード」「あぶく」なんてぐっとくる記号が並ぶものだから即レジへ。当時の自分のモードとはずいぶんかけ離れていたものの、そんな距離は軽々と乗りこえて、せつなくやるせない気持ちがぐわ〜っとこみ上げてきたものさ。

ロサンゼルスの中華街



☆第4位
Mint Condition

 スカッと爽快。舞台は名前がエグザスの時代から長年通っていた下北沢のコナミスポーツクラブ。汗だくでトレッドミルを走りながら、黒のiPod nano(第4世代)で聴いた2010年夏の大定番。いまだに体感がよみがえって、曲が進むにつれ心拍数が上がる気がするもんな。けっきょくその年末に施設の老朽化とやらでジムは閉館しちゃったんだけどさ。翌年3月の大震災で自分も周囲もがらりと変わる直前、最期の最期の無邪気さを象徴するような愛すべき1枚さ。

ステーション・ワゴン



☆第5位
ガール!ガール!ガール!

  去年は約25年間暮らした東京から横浜のはずれに引っ越した。近ごろは酒を飲まず夜遊びもしないし、日中に知らない街をあちこち散歩するのはけっこういい気晴らしでさ。ぶらりと石川町や山手の駅で降りて、バナナレコードに寄ったり中華街で昼定食を注文したりなんていうコースの途中、山下公園あたりにくると自動的に頭んなかで流れだす「マリンタワー・ゴーゴー」。↓のYouTube動画の中野サンプラザ公演は最前列で観ていたから、我が後頭部のシルエットが映っているはずさ。

マリンタワー・ゴーゴー〜ブルーライトヨコハマ〜レッドライト・ヨコハマ